前回までで住友林業と住友不動産どちらの提案も出揃いました。住友林業からは月内での答えを求められており、残された時間はあと4日です。
両社ともお伝えしている希望は同じですが、提案内容はちがうので妻にも冷静に比較してもらえるようにまとめました。
住友林業と住友不動産どちらの提案も魅力的です。私達の希望を形にしてくれているので、どちらも私達の生活のQOLを上げてくれるでしょう。
快適さも変わらないです。動線も満足ですし、後は細かい部分を比較していくしかありません。
基本スペック
①土地
343㎡/103坪
②建坪
住友林業 | 31.81坪 |
住友不動産 | 30.43坪 |
③延床面積
住友林業 | 30.93坪 |
住友不動産 | 35.16坪 |
基本スペックまとめ
建坪ではもちろん住友林業の平屋のほうが大きくなります。
ただ、平屋と1.5階建てではやはり住友不動産の1.5階建てのほうが収納や間取りに余裕が出ます。
生活に必要なものを1階に持ってくれば、基本1階で生活が成り立つので平屋と変わりません。
収納が多く取れる分、住友不動産にアドバンテージがあります。
外観デザイン
住友林業:差し掛け屋根
住友不動産:片流れ屋根
片流れ屋根でシンプルになりすぎないことと立体感をお願いしていました。
住友林業は白色がベースになってます。住友不動産はグレーのツートーン。対照的ですがどちらもそれぞれの提案の特徴が出ていてデザイン、カラーともに私たち夫婦はどちらも好きなので引き分けです。
間取サイズ比較
1帖=1.62㎡ ※1/100 間取図の2マスで1帖です
住友林業
1階
屋根裏
住友不動産
1階
2階
単位:帖 | 住友林業 | 住友不動産 |
玄関ホール | 4.3 | 3.4 |
SCL | 2.1 | 1.7 |
トイレ | 0.8 | 0.8 |
洗面所 | 1.5 | 1.5 |
ランドリー | 3.7 | 2.6 |
風呂 | 2 | 2 |
LDK※ (客室分) | 25.8 (3.5) | 21 |
客室※ | 0 | 4.5 |
パントリー | 0 | 0.4 |
W.I.C | 3.5 | 4.5 |
寝室 | 7 | 6 |
書斎※ | – | 2 |
納戸 | – | 3 |
屋根裏※ | 1.8 | – |
ピアノ教室 | 8.7 | 9.1 |
※住友林業は書斎はないが寝室に1帖分のデスクスペース
※住友林業はLDKのダウンフロアをやめたので3.5畳分増えています
玄関
玄関ホール
住友林業:4.3帖 リビングガラス扉
住友不動産:3.4帖 エコカラット
入って正面にガラス扉が見えるか、エコカラットのタイルが見えるか、好みが分かれるところです。
正面から突き当りまでの抜け感では住友林業のほうがすっきりしています。
SCL
住友林業:オープンタイプ
※玄関ホールとの扉なし
単位/cm | 幅 | 奥行 |
SCL | 1600 | 2200 |
玄関 | 1600 | 4500 |
住友不動産:クローズドタイプ
※玄関ホールとの扉あり
単位/cm | 幅 | 奥行き |
SCL | 1300 | 3100 |
玄関 | 2000 | 3600 |
玄関まとめ
正面玄関の横幅は住友林業が1600、住友不動産は2000で住友不動産のほうが横幅は広くなっています。
住友林業は正面玄関が少し狭いですが、SCLとの扉がないのでその分圧迫感は少なく奥行きもあり、目の前の扉がガラス扉でその奥のリビングまで抜ける感じがあるので、広さや解放感では住友林業の案のほうがよさそうです。
LDK
住友林業:25.8帖
住友不動産:21帖
住友林業:勾配天井
住友不動産:折り上げ天井、エコカラット、タイル、鉄骨階段、吹抜け、勾配天井
住友林業はダウンフロアをやめました。3.5畳分が増えたので25.8帖のLDKになりました。リビングの天井は勾配天井となっています。
住友不動産は21帖で冷蔵庫と収納の分少し狭くなりました。折り上げ天井、エコカラット、タイル、鉄鋼階段、吹抜け、勾配天井と見どころはたくさんあります。
キッチンとダイニングが横並びでその前にリビングがくる配置で妻は住友林業のほうが気に入っており、LDKでは住友林業よりでした。
キッチン
住友林業:キッチンハウス(オプション)
ORDER KITCHEN|kitchenhouse
住友不動産:オリジナルキッチン
住友林業はオプションでキッチンハウスのキッチンとダイニングテーブルを追加しています。
キッチンではキッチンハウスを入れたい妻の希望で住友林業よりです。
バスルーム
住友林業:積水ホームテクノ株式会社
システムバス|住友林業
住友不動産:積水ホームテクノ株式会社
両社とも積水ホームテクノで住友林業はバックマリオンドア(ガラスドア)がオプションなので追加しています。※住友不動産は標準仕様で選べます。
ガラスマリオンドアが標準という点で住友不動産に利がありました。
洗面所
住友林業:永大産業株式会社
洗面化粧台|住友林業
住友不動産:オプション洗面台
住友林業はオプションで永大産業株式会社の洗面化粧台に変更しています。
住友不動産もオプションの洗面化粧台に変更しています。
洗面台は住友不動産のほうが気に入っていたようです。
ピアノ室
住友林業:阪神防音
住友不動産:DAIKEN
防音室の施工はそれぞれ違う会社になります。
選んでいる施工はほぼ同じ内容となります。
住友不動産のほうが広く取れたので住友不動産です。
設備
・床暖房
・第三種換気
両社とも床暖房を入れて第三種換気にしました。イニシャルコストとランニングコスト、換気による熱量ロス、冷暖房費などトータルで考えて、三種で問題ないとの結論です。
元々古民家で生まれ育ち、今の家も断熱がそこまで効かない第三種換気ですが、特に問題ありませんでした。
乾太くんや太陽光発電はどちらのHMを選んでも追加は可能なので、ここでは比較対象に入れません。
外構
こちらもHMではやらない可能性が高いですし、比較対象には入れません。
値段
本体価格
本体価格+オプション+付帯金額
住友林業と住友不動産で標準仕様とオプションの設定は違うので単純比較は意味がありません。
必要なオプションとその他付帯工事費用を両社とも入れて住友不動産のほうが若干安いですが、ほぼ同一金額となりました。
オプション
主な追加オプションです。
名称 | 住友林業 | 住友不動産 |
防犯ガラス | 〇 | 〇 |
シャッター | 〇 | 〇 |
勾配天井内装工事 | 〇 | 〇 |
高天井造作 | – | 〇 |
キッチン | – | 〇 |
キッチン収納 | 〇 | 〇 |
キッチンカップボード | 〇 | 〇 |
リビング入口ガラス建具 | 〇 | 〇 |
洗面化粧台 追加変更 | 〇 | 〇 |
浴室ドア変更 | 〇 | 〇 |
小屋裏収納工事 | 〇 | – |
防音室 | 〇 | 〇 |
エコカラット | – | 〇 |
名古屋モザイク | – | 〇 |
床暖房 | 〇 | 〇 |
玄関ドア変更 | – | 〇 |
玄関ドアオプション | – | 〇 |
鉄骨階段 | – | 〇 |
オプションで比べると多く選べたのは住友不動産でした
保証、メンテナンス
住友林業
安心の60年保証。初期保障が30年。
防蟻再施工が10年ごととなっており、30年目に有料外装メンテナンス工事をすると併せて耐久診断も実施。外装メンテナンスは30年ごとになっています。
住友不動産
長期保証20年保証。10年目の有料メンテナンス工事を請けた場合は20年目に無料点検。2度の保証延長によって最大30年間保証となっています。
保障メンテナンスまとめ
どちらも10年ごとのメンテナンスは必須で外装のメンテナンスは仕様によって変わってきますが、定期的なメンテナンスはどこで建てても必要なので保証サービスでの違いもそこまで気になりません。
二人の判断ポイント
両社を比較すると違いは下記でした。
・住友林業の平屋と住友不動産の1.5階建てでは収納や間取りに余裕がある住友不動産
・リビングと玄関の広さや解放感では住友林業
・キッチンハウスを入れれた住友林業
・ピアノ室の広さは住友不動産
・オプションを多く選べた住友不動産
妻のポイント
妻は玄関とLDKは住友林業のほうを気に入っていたようです。両社を比べたときにいい点はたくさんありましたが、不安要素で見たときに部屋の収納が少なかったり、予備室として客間が取れない点がありました。
価格についても住友林業は住友不動産よりも部屋数が少なく、オプションも必要最低限のものを入れての価格でしたが、住友不動産はオプションをいろいろ入れてなお住友林業より少し安く収まっていました。
私のポイント
私は外観デザイン、玄関とリビングの広さ、を重要視していました。外観デザインはどちらも好きでしたが玄関とリビングの広さでは住友林業のほうが確かに大きく取れていました。もう一点あったのは勾配天井です。住友不動産は途中で折り上げ天井とのハイブリットになりましたが、2階まである吹抜けとして残っており鉄骨階段との組み合わせも気に入っていました。
さらにキッチンとダイニングとリビングが一直線で配置されているなど、デザイン性では住友不動産のほうが好みでした。
もともと住友林業の木をふんだんに使った家は大好きですが、ホテルライクな住友不動産の提案はかなり魅力的に感じていました。
最終結論
住友不動産の間取りでジグザグした玄関と縦長のLDKは妻にとって想像しにくいものだったようで、最後まで不安をかんじていたようです。
私はサイズ感を改めて実際の幅に近い感覚で感じれるよう自宅でサイズを測って体感してもらいつつ、その不安を払拭することに努めました。
そのうえで価格、外観、広さ、おしゃれさで〇の多かった住友不動産に決めました。
まとめ
皆さんはどちらがお好みでしたか?そもそもどちらも好みじゃない方もたくさんおられるでしょう。
当然皆さんの好みや生活環境、立地条件、大事にしたい部分などみんな違って当然だと思います。十人いれば十人が違う物を選べるのが家造りの魅力です。
私達は私達なりに考え、悩んで選びましたので結果には満足しています。
コメント
住林は
東面の開口が多く
リビングが広いので
構造が不安やな
ビックフレーム工法言うても
壁量少くない?
コメントありがとうございます。
住友林業で進めていたら壁量を増やす
話になったかもしれないんですね!