いまのドアはそのままで犬用ドアを作ってみた

いまの家

今回は以前DIYしたペットドアについて書いてみます。ドアを閉めたままでもいぬが出入りできるので、冷気が逃げにくくなり、冷房もしっかり効いて快適に過ごせるようになりました。費用も安いし原状復帰も簡単なのでペットドアを検討されている方におすすめです。

クーラーを外すことになりました

うちにはトイプードルがいます。基本はリビングダイニングにいるのですが、日向ぼっこが大好きでよくベランダにでています。ベランダへはとなりの部屋からしかアクセスできないので、リビングととなりの部屋のドアはいつも少し開けていました。

ただとなりの部屋は、前回のリフォームメンテナンス時に雨戸シャッターをつけたおかげで、クーラーを外すことになったのですが、いつもリビングとのドアを開けていたせいか、すぐに買う必要性を感じずやり過ごしていました。

リビングのクーラーが不調に

そうこうしている間にリビングのクーラーの調子が悪くなったので買い換えたのですが、この時に2台買えばよかったものを1台で両方の部屋をまかなっていたので、買い換える際も1台で2部屋冷やせるパワフルなものを購入してしまいました。

おかげでしっかり効くようになったのですが、ベランダの窓も開けていたので、いくらカーテンがあるとはいえ、冷気はかなり逃げてしまうので光熱費が気になるところでした。しかも料理をするときはにおいが隣の部屋にまでいくので締め切る必要もありますが、いぬが行き来するので締め切るわけにもいかず困っていました。

ペットドア導入を検討

そこで考えたのがペットドアです。ペットドアとは海外映画などではよく見かける犬用のドアです。画像検索するとたくさんでてきますが、どれもこれもドアに穴を開けてます。ドアに穴を開けるなんて簡単なことなんですが、ペットドアが不要になった場合、ドアに穴を開けてしまうと簡単に原状回復できません。

いろいろ考えて自分で作ってみる

本気のドアを作るとなると何万円もかかってしまうので、あくまで簡易なもので、できるだけ費用をかけずにやりたいところです。ドアまわりをじっくり観察したところ、扉を外して新たなドアを作るよりは二重ドアのほうがよさそうに感じました。ためしに戸当たりを外してみたところ簡単にはずれたので、ここにビスを打てば後も残らず止めることができそうです。


蝶番をここに止めるとして、あとはどうやって扉が閉まった状態をキープするかですが、通常はラッチという金物で引っかかってますが、穴を開けて引っ掛けるわけにはいかないので別の案が必要です

なんとなく扉のイメージを描いてみます。

扉の材料を考える


今回は簡易な扉でOKなので軽くて丈夫なシンプルな素材を探しました。ホームセンターでいろいろ見て一番よさそうだったのがプラダンです。プラダンとは段ボールのような構造でプラスチック素材でできていて、非常に軽くてある程度丈夫です。しかも値段はお手頃で加工もカッター1本で切れるので、プラダンならドア枠サイズにカットするのも簡単で、適材です。


扉がしまった状態をキープする方法も考えて、今回は磁石を仕込んでしまうことにしました。あとは取っ手も必要そうです。

材料
・プラダン×1枚
・蝶番×2個
・ネジ×6本
・ボルト×6本
・ドア取っ手×2
・両面テープ
・布

道具
・カッター
・ペンチ

作業手順

①プラダンをドア枠のサイズにカット
カットはカッターナイフでOKです。切りっぱなしだと危ないので中の仕切りにそって綺麗にカットするか、場合によってはビニールテープで包むように貼ってもいいかもしれません。私はきれいにカットして切りっぱなしです。角が立たないようにきれいに整えました。

横サイズはぴったりですが、縦サイズは下部前面が出入りできるようにするために
いぬの足先から頭までの高さを測ってその分をカットしてます。

②プラダンに蝶番をつける
プラダンに蝶番をつけるための穴の位置を決めます。端過ぎても中心に寄りすぎてもドアがたわんだりするのでつける位置は作成したドアの上部から22cmのところに金具の端がくるようにしました。

プラダンに一度穴を開けると戻せませんのでちゃんと開閉ができるか試しに丁番をプラダンにセロテープなどではってチェックしました。ヒンジの向きによって厚みが変わるのでどちらを表にするか考えてから使うためにも仮で貼ってみてよかったです。


蝶番をつける際にはプラダンを蝶番のヒンジの部分の分、数ミリをカットしました。おかげて扉が隙間なく閉まるようになりました。穴をあけたらボルトで仮締めして位置が合うかチェックしました。

③プラダンに磁石を埋め込む
意外にこれが一番難しいです。プラダンの厚みと磁石の厚みをしっかりはかってプラダン内に収まるサイズの磁石を用意しないといけません。

私の用意できた磁石はほぼ同じ厚みだったのでプラダンの数ミリの厚みの仕切りにカッターで磁石が収まるようにカットして、両面テープを張ったものを仕込みました。

若干の余裕がないとプラダンに両面テープがくっついてなかなか思ったところに収めれません。今回は3か所に埋め込みました。

④プラダン扉をドア枠につける


プラダンに蝶番を取りつけます。そのうえでドア枠の戸当たりを外したところにプラダ扉をつけます。

⑤ドアの取っ手をつける
ドア取っ手は2個いります。ドア取っ手には本体とネジがついているので、片方のネジの頭をカットしてボルトとして前後両側から取っ手をねじ込めるようにします。

その際にプラダンの厚みを残して閉まるサイズの長さにカットするのがポイントです。カットはペンチなどで何度か挟めば大抵のものはカットできます。それでも無理なら金属カットのペンチが必要です。


取っ手をつけたい位置に穴を開けて前後からドア取っ手をはめてネジをしめていきます

⑥戸当たりに金属プレートを両面テープで貼る

金属プレートを戸当たりのサイズにカットして両面テープなどで張ります。
私はそれだけだと何度か開け閉めしてるとはがれてきたのでセロテープで上から張ってますが、強力な両面テープなら大丈夫でしょう。

⑦プラダンの下部に布を張る


余ったプラダンを2cm×扉幅でカットして布の上部に巻き付けます
1.5~2重くらいでいいと思います。

下部の左右に同じく2cm×2cmくらいにカットしたプラダンを布にはります。
※これは布の重りの替わりです。これがあることでいつも布が真下にある状態を
 キープしてくれます

プラダンの下部に布の巻き込んだ上部を両面テープで張って完成です。

完成!チェックしてみよう

早速、愛犬に使ってもらいましょう。
登場です。
なんか居酒屋の暖簾みたいな感じです。


高さもばっちりでいい感じで冷房もしっかり効いてます。
もちろん普通に元の扉も閉めれます。


これでまた一つ生活が快適になりました。

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